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星野道夫　Michio Hoshino（1952-1996）

1952年、千葉県市川市生まれ。19歳のときに目にしたエスキモーのシシュマレフ村の空撮写真に惹かれ、村長宛に手紙を書く。20歳の夏休みにアラスカに約3カ月滞在。帰国後、アラスカへの思いが募り写真家の道を選ぶ。慶應義塾大学卒業後、動物写真家・田中光常氏の助手を2年務める。1978年、アラスカ大学野生動物管理学部に入学。以後、アラスカの自然と人々をテーマに写真と文章で記録し発表。1996年8月、カムチャツカ半島で取材中にヒグマに襲われて急逝。アニマ賞・木村伊兵衛写真賞受賞。 撮影：星野直子

星野道夫

木村伊兵衛　Ihei Kimura

1901年、東京市下谷に生まれる。京華商業学校を卒業後、砂糖問屋の台湾支店に就職。職場近くの写真館に出入りし営業写真の技法を教わる。1922年、東京にもどり自宅に写真館を開く。1930年、ライカを入手し花王石鹼の広告部門でプロ写真家として活動を開始。下町のスナップショット、肖像や舞台写真で頭角をあらわし、以後、「ライカ使いの名手」として活躍する。1950年、日本写真家協会の初代会長に就任。アマチュアの指導者としても、土門拳とともに「リアリズム写真運動」を推進した。1974年没。翌年、朝日新聞社が新人写真家を対象とする「木村伊兵衛写真賞」を創設。

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安西水丸　Mizumaru Anzai（1942-2014）

東京生まれ。イラストレーター。日本大学芸術学部美術学科造形コース卒業。電通、ADAC（ニューヨークのデザインスタジオ）、平凡社でアートディレクターを務めた後、フリーのイラストレーターに。広告、雑誌の表紙や挿絵、書籍の装画ほかで活躍のかたわら、小説、エッセイ、漫画、絵本などの自著も多く手掛け、今なお高い人気を博している。朝日広告賞、毎日広告賞、1987年日本グラフィック展年間作家優秀賞、1988年キネマ旬報読者賞など受賞多数。

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中村征夫　Ikuo Nakamura

1945年秋田県潟上市生まれ。19歳のとき独学で水中写真を始める。1977年東京湾にはじめて潜り、ヘドロの海で逞しく生きる生きものに感動、以降ライフワークとして取り組む。沖縄の乱開発によるサンゴ礁の滅亡や白化問題、諫早湾の干拓はじめ、海の環境問題に対して映像と文章で警鐘を鳴らす。雑誌、テレビ、ラジオ、講演会とさまざまなメディアを通して海の魅力や海をめぐる人々の営みを伝えている。 主な受賞歴：第13回木村伊兵衛写真賞、第26回土門拳賞、第28回講談社出版文化賞写真賞、2007年度日本写真協会年度賞などがある。 公式ホームページ http://www.squall.co.jp

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今森光彦　Mitsuhiko Imamori

琵琶湖をのぞむ田園風景のアトリエを拠点に、のどかな農業を中心にした環境に生きる小さな生命たちと、そこに生きる人びとの関わりを撮り続けている。「里山」という新しい視点の空間概念で自然環境を探る試みは、国内だけでなく海外でも高く評価されている。1954年滋賀県生まれ。幼い頃から生きもの好きな少年であり、大学卒業後独学で写真を学び、1980年よりフリーランスとなる。以後、琵琶湖をとりまくすべての自然と人びとの関わりをテーマに撮影し、広く世界の辺境の地まで取材し続けている。 主な受賞歴に、木村伊兵衛写真賞、日本写真協会年度賞、毎日出版文化賞、産経児童出版文化賞、土門拳賞などがある。

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